SUPER BEAVERの新曲『東京』が好きすぎる。

東京

東京

 

大大大好きなバンドSUPER BEAVERの新曲、『東京』。ようやく配信され、何度も聴く。胸がじんわりと暖かくなり、目頭が熱くなる。SUPER BEAVERの楽曲はいつもそうだ。僕のことを歌っているのかと錯覚を起こしてしまう。

いや、それは錯覚ではないだろう。SUPER BEAVERはファーストテイクのインタビューで自分達の曲だと言っていたが、それと同時に誰か(=あなた)の歌でもあって、そのあなたが次の誰かに、と繋いでいくものだとも言っていた。

彼らの音楽を聴いていると、あぁ、僕も同じことを思っているなと、自然にそう思えることが嬉しくて、嬉しくて、泣いてしまう。

彼らは、僕達が心から大事にしているものをきちんと言葉にして、力強いメロディで、真っ直ぐに伝えてくれる。

愛されていて欲しい人がいる

なんて贅沢な人生だ

出だしの歌詞から、ハッとさせられる。

1人で生きている人間はいないと叫ぶ彼ららしい素敵な歌詞だ。

僕にも愛されていて欲しい人がいる。産んでくれた両親。いつも優しくて、笑顔にさせてくれる姉。楽しいを、辛いを、寂しいを、嬉しいを共有してくれる友人。

タイトルである『東京』は、人と人との距離感が絶妙な都市だと思う。

周りは見慣れない人だらけで、街だけは見慣れていく。すれ違ったり、肩がぶつかったりと、顔すら見ない人達で溢れた街で、お互いに良いところもその逆も知っている僕らがいる。

最初はただの偶然の出会いかもしれないけれど、知り合って、名前を呼び合って、好きなことや辛いことを共有してここまで来れた今は、運命なんじゃないかって本気で思えてしまう出会いになっている。平凡な僕でさえそうなのだから、きっと日本中、世界中には運命の出会いがたくさんあるのだろう。

そう思うと、交差点をすれ違うだけの顔も知らない見知らぬ誰かにも、きっと大好きな人たちがいて、愛されていて欲しいと思える人がいるのかもしれない。一見、関係性も繋がりも希薄な『東京』という街には、どれだけの愛が溢れているのだろうか。

僕は友人が少ないし、人付き合いが苦手だ。コミュ力もない。

けれど、100%嘘偽りのない気持ちで、本当に心から幸せになって欲しいと思える友人達がいる。

SUPER BEAVERは、そんな僕を丸ごと包み込んで、背中を押してくれる。僕の大切なものにそっと触れて、その大切さを確かめさせてくれる。時には自分でも無自覚で感じていたものに、言葉で形を与えてくれる。

見つけられた歓びを笑いあえたら

幸せと名付けよう

最近は嫌なニュースも多く、仕事も忙しくて、心がゆっくりと色褪せていく感覚に陥っていたけれど、大好きな家族や友人達、そしてSUPER BEAVERと出会えた歓びを幸せと呼びたいと思うから。

なんて贅沢な人生なんだって、笑顔でいたいから。

僕は僕を精いっぱい生きていこうと思う。

 

お前ら。

沢山の人数じゃなくていいから、深く深く、愛されていて欲しいよ。

少なくとも、ここに一人居るから。

またお酒でも飲みながら、楽しい話をしようぜ。

胸張って生きていこうな。