どこか暖かくて、だけど切ないメロディがとても心地よい。
一昔前のアニメのEDのようで、胸がきゅっと苦しくなる。登場人物みんなが笑顔でトコトコ歩く系のED大好き侍としては最大限の褒め言葉である。
踊りたくなるんだ
や
いつまでもユメを語りたいんだ
といった希望に満ちた歌詞を、音階を上げるのではなく少し下げることで、自分の内側で噛み締めるように歌っているのが、とても良いと思うし、
一緒にね抱きしめようずっと!
では下がらず上がっていくのが、こちらに問いかけている感じがしてすごく良い。
ゆったりと、だけと遅すぎないテンポで進むこの曲の、美しい情景と、止まることのない時間の流れを感じて愛おしくなる。
僕にとってAqoursは好きの根底を作った大切な土台で、その上に沢山の色々な『好き』が積み上がっているけれど、その土台がたしかに、じんわりと暖かくなったのを感じた。
やっぱ好きなんだよなぁって。
みんなみたいに全速力で走り続けられはしないけど、こうして良いと感じたものはやっぱいいよね〜と言える距離感でいたい。