めっちゃいい映画だよね。
おわり。
なわけないじゃんねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
いつも通り語りたい事語ります。
見終わってから15分以内でキーボード叩いてます。(近所の映画館車で8分くらいなので)
よろしくお願いします。
まず、須賀のこと。
須賀が今回の僕の中でのキーマン。
彼は現実的な意見を言う、”大人”なんですよね。
今ならまだ間に合うとか、実家帰れとか、彼の言葉には帆高の未来が乱高下するのを防いで、真っ当な人生になるようにって願いが込められている気がするんですよね。
その彼が最後まで立ちはだかりつつ、でも最後の最後には正しさの象徴である警察に殴りかかるまでになったのがまじで最高に良かった。
須賀のことを思うと涙が出てくる。
帆高を突き放して、これがオトナで、これが正しさだって。
でも、平泉成が声を担当する警察との会話の時、須賀は泣くじゃないですか。
帆高がめちゃくちゃをするその根底にあるのは、何が何でも会いたい人がいる気持ちなんすよ。
それってさ、須賀にとっての離れて暮らす娘であり、死別してしまった妻へ思う気持ちなんすよ。
彼は分かるんですよ。
帆高の気持ちが分かるんですよ。
でも、大人の自分もいるんですよ。
二つの心が須賀を苦しめるんです。でも、最後に須賀は選ぶんです。
行けよって、警察を殴って、帆高の道を作るんです。
守るべきもの、守らなければならないもの、守りたいもの。
選んで、行動するんです。
大人は沢山のものを背負いすぎて動けなくなる時がある。
でも、だからこそ、本当に大切なものを選んで、頑張るんです。
須賀、まじで好きだ。ありがとう。
まだまだあるよ。
次は帆高。
拙者wwwwwwww
帆高がさwwwwwww
電車の線路を走る所がさwwwwwwwwwwwwww
世界で一番好きマンなりwwwwwwwwwwwwwww
電車は本来、線路上を定期的に走るもので。
職員とかそういう特殊な立場を除く一般人からしたら、逆らえない存在なんす。
大きな流れの中で、人は、何時の電車に乗るか、乗らないか決めるんす。
それってさ、つまり『運命』でしょ。
その電車がさ、陽菜の力によって止まるワケでしょ。
本来、その時点で終わりなんすよ。不特定多数の多くの人々にとっての晴れ=幸せなわけだし。
その晴れた線路の上をさ、自分の足で歩くんすよ、帆高は。
映画館じゃなかったら叫んでたね。
ほだかああああああああああああああああああああああああああああああああああいけええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!はしれえええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!って。
帆高も、選んで、頑張るんすよ。
すきだ。。。。。。。。。。。。。
ほだか。。。。。。。。。。。。。
ほだか。。。。。。。。。。。。。。。。
もう少しお付き合いください。
個人的に気になったのは、他の夏映画っぽさも感じるところ。
雨が魚っぽくなるところはペンギンハイウェイのペンギンと近いし、帆高が線路を走るだけのシーンは時をかける少女と近い。
他にもここは○○っぽいなーとか思うところが沢山あるんです。
でもそれは全然悪いことじゃなくて、新海さんが見てきた沢山の素晴らしい物語が、彼の中で積み重なって、そして君の名は。が大大大ヒットしたそのうえで、自分が改めてもう一度映画を作るんだ、という決意のようなものを感じたんですね。
新海誠の君の名は。で沢山のクリエイターが苦しんだと思うけれど、一番苦しんだのは新海誠本人だったと思うんですよ。
だからこそ、王道の中に新海誠っぽさを数滴ブレンドした君の名は。とは逆の、新海誠自身が本当に作りたいものを作ったんじゃないかなって思うんです。それが天気の子なんじゃないかなって思うんです。
もしかしたら、『天気の子』として沢山の人の期待に応えてきた陽菜が『君の名は。を作った新海誠』で、沢山の人の望む未来を選ばず、自分の大切なものを選んだ帆高が『天気の子を作った新海誠』で、現実と理想の間で苦悩し続ける須賀が、『ひとりの人間としての新海誠』なのかなって思ったんですよ。
新海誠って、多分すごく真面目で良い人間だと思うんですよ。
本人の本当の心を僕は知らないけど、真剣に向き合って、真剣に悩んで、真剣に選んで。
選んで、頑張る人だと思うんです。
天気の子ってさ
皆さんはどんな物語だと思いましたか?
僕は、『選んで、頑張る物語』だと思いました。
だから僕は、この映画が大好きです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
映画館を出た直後、目に飛び込んできた青空は
解像度が何倍にも何十倍にも何百倍にも跳ね上がりました。
おわり。