あなたの虹はなんですか?【Over the Rainbowと僕とアナタの話】

ラブライブ!サンシャイン!! The School Idol Movie Over the Rainbowは誰の物語だろうか。

 

僕は高海千歌ちゃんが好きだ。

千歌ちゃんはいつも輝きを探していた。

全身全霊、自分たちの心に従って!

輝くって、楽しむこと。

だから行くよ!迷わず心が輝く方へ!

素直な気持ちの中に、輝きはきっとある!

私も全力で勝ちたい!勝って、輝きを見つけて見せる!

 どんどんと走るスピードが上がっていく。

 

一期一話の千歌ちゃんは、僕と同じところにいた。

何かに夢中になりたくて・・・

僕と同じ事を思っていた。

私には、何もない。

僕も同じだと思った。

別に誇れる才能はないし、積み重ねてきた努力の結晶なんてない。

それでもいいかなとか思っていた。

だけど、彼女は何度も画面の外に問いかける。

君のこころは輝いてるかい?

YES!!って言いたかった。

足掻いて足掻いて足掻きまくって、やっとわかった。

私たちが過ごした時間全てが、それが輝きだったんだ。

僕と同じところにいたはずの少女は、遥か彼方で9人だけの虹を架けた。

僕はいつも、彼女との『差』を心の底から痛感していた。

 

だからこそ、彼女の凄さがよく分かる。

曲も作れない。

衣装も作れない。

ダンスも小さいころからやっていたわけではない。

運動神経も特別いいわけではない。

歌もとびきり上手いわけではない。

 

そんな彼女が諦めない姿を見せた。見せ続けた。

悲しいことがあった。苦しいことがあった。

時に弱さに飲まれかけたりもした。

けれど、最後には立ち上がった。

笑ってまた走り出した。

 

彼女の強さは、諦めの悪さは、僕にはとても輝いて見えた。

だからこそだろうか。

僕は、千歌ちゃんが言う

私は一応リーダーの高海千歌

がどうしても納得いかなかった。

胸を張って、「私がリーダー!」って言ったって良いじゃないか。

 

二期で輝きの在処に気付いた彼女だからこそ、3rdライブでは言わないかもしれないと思った。

4thでのWONDERFUL STORIESの間奏では千歌の言葉が乗せられた。

けれど、どちらも一応の言葉は無くならなかった。

 

そんな心のまま見た、Over the Rainbowの一幕。

僕は一瞬、息が詰まった。

良いなぁ。

こんなに凄い6人のリーダーで。 

 作詞をする千歌に向けて、梨子が言った。

えへへ、そうでしょー!

そして、その梨子の言葉を嬉しそうに受け取り、抱きしめた千歌がいた。

www.youtube.com

忘れない忘れない夢があれば

君も僕らもなれるんだ なりたい自分に

忘れない忘れない 夢見ること

明日は今日より夢に近いはずだよ

NEXT SPARKLING - Aqours 作詞:畑亜貴より引用

千歌ちゃんのなりたいものが『リーダー』なのかは分からない。

けど、僕は、ずっと。

ずっと。

千歌ちゃんは最高に輝いているよって。

千歌ちゃんの輝きに照らされたヤツがここにいるんだよって。

伝えたかったんですよ。

 

国語が得意じゃないのに、千歌ちゃんの話がしたくてブログ開設したアホがいるんですよ。

絵なんて描いたことないのに、千歌ちゃんの絵が描きたくて下手くそな絵を描いてるアホがいるんですよ。

千歌ちゃんみたいになりたくて、今更ながら動き出そうとしているアホが、ここにいるんですよ。

 

ねぇ、皆さん。

この物語は誰の物語ですか?

止まらない止まらない 熱い鼓動が

君と僕らはこれからも繋がっているんだよ

止まらない止まらない 熱くなって

新しい輝きへと手を伸ばそう

NEXT SPARKLING - Aqours 作詞:畑亜貴 より引用

 僕は胸を張って言います。

この物語は、僕にとって。

僕と千歌ちゃんの物語です。

 

 

 

もしかしたら、もう千歌ちゃんとの時間はこの映画が最後かもしれない。

アニメが終わった時は千歌ちゃんとの時間が無くなることが怖かった。

皆さんとの時間が無くなることが怖かった。

だけど、もう大丈夫。

だって、心の中に全部残っているんだから。

 

笑顔の力を知ったよ。

楽しむことの大切さを知ったよ。

諦めない強さを知ったよ。

 

人見知りの僕にも、沢山仲間が出来たよ。

友達が、親友になったよ。

周りの事に、真摯に向き合えるようになったよ。

 

だから言えるんだ。

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君のこころは輝いてるかい?

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僕の心は今、とっても輝いてるよ!