輝きに向かい走り出すAqoursや、想いを繋ぎ合うAqoursと向き合った10月からの3ヶ月間。
サンシャインのこと、語りたいこと、好きなことを発信したくてブログを開設しました。
今は本当に大好きな、大切な趣味になった感想ブログと出会えたのはラブライブ!サンシャイン!!のお陰です。
Aqoursに寄り添いたくて何度も見返していた時、耳にはいつも加藤達也さんのOriginal Soundtrackが流れていました。
YouTubeの弾いてみたをずっとリピートして聞いていたほど好きな曲ばかり。頑張りたい時に支えられてきた曲もある。涙した曲もある。
OSTの知識は皆無に等しいですが、僕なりの愛をこめてJourney to the Sunshineの中でも大好きな曲について、感想を書かせていただきます。
詳細かつ素敵な感想を読みたい方は、ラブライブ!サンシャイン!!ブロガー勢にOSTの良さを広めてくれた、私の大好きな生春氏のOST記事をお勧めします。熱量、愛に溢れたイチオシのブログとなっています。
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この人ほど、自分の好きなものと真っ直ぐに向き合う方に僕は会ったことがありません。熱意、努力、愛。見習うべきところが多く、尊敬しているブロガーの一人です。
では、参りましょう。
DISC1
01.夢を飛ぶ紙飛行機
夢はよく聞く言葉ですが広義的です。
目標にしている夢
眠っている時に見る夢
楽しくて心地いい時間としての夢
夢を飛ぶ紙飛行機は千歌が見た夢の中で、遥か遠くにある目標の夢に向かっていく不安と希望と決意を感じます。(そして夢(目標)に向かって皆で走る夢のような時間としての夢が次のHello New Season!かなと。)
2期で使用された部分は不安7:希望3くらいのテイストな気がしますが、使われていない後半は不安の先にある希望が見事に表現されていると思いました。
先は長く険しいけれど、超えた先にはきっと何かが待っている。そんなメッセージを感じました。
02.Hello New Season!
too,late!
大遅刻ですわよ!
が聞こえてきます。
2期#1で千歌が走り、皆が笑って迎えるシーンで特に好きな曲です。
シリアスになる前で明るいから好きな訳ではありません。あの時のAqoursは希望に溢れていました。あれは輝きを掴むために走ることが心の底から楽しいからこその希望。純粋に楽しむ心です。思わずスキップしたくなるリズムと結城アイラさんのラララの歌声。二期の中でもAqoursがスクールアイドル活動を純粋に楽しいと思う気持ちを表した素晴らしい曲だと思います。
04.届かない想い
新たな練習場所で説明会中止を知り、千歌がバスの中で過去に想いを馳せるシーンの曲。
鞠莉の「千歌っち。ごめんね?てへぺろ」と
千歌の「違う…。そんなんじゃ…。」がとても心を締め付ける、語弊はありますが僕の大好きなシーンの曲です。もしあの時ああだったら…とバスの中過去に思いを馳せる千歌の心情にとてもマッチしています。
過去とは反省し未来に活かすもの。たらればに未来を切り開く力はない。だからこそのタイトル「届かない想い」なのかなと思いました。
シリアスさ、儚さ、寂しさが表現されていて胸が苦しくなります。
05.起こそうキセキを!
来ましたね。
これは君のこころは輝いてるかい?の3:10に渡る壮大なイントロです(大嘘)
ですが、ぜひ試していただきたい。プレイリストの君のこころは輝いてるかい?の前に起こそうキセキを!を入れてみてください。
するとあら不思議!
あなたの目の前には大きな虹がかかります。
MY舞☆TONIGHTで灯した焔は風に揺れ、雨に濡れ、小さくなります。しかし不死鳥の炎のように、一度弱まった希望は雨上がり(曲の最後)にもう1度大きく燃え上がる。なんとAqoursらしい曲なんだろう、素敵な曲なんだろう。そう思った時、目頭が熱くなりました。大好きな曲にして、1歩を踏み出す力をくれる曲。明らかにエントロピーを凌駕してますね。これは僕の世界をもう一段階明るく素敵なものにしてくれる魔法の曲です。皆さんにとっても、きっとそんな曲なのではないでしょうか。
10.Raindrop Melody
雨を味方につける曲。
テンポも音色も大きさも
ひとつひとつ違ってバラバラだけど
ひとつひとつが重なって
ひとつひとつが調和して
ひとつの曲になっていく
なんでもそうだと思うんです。
この人とは考えが合わない。この人とは分かり合えない。僕も一度だけ、Twitterで言われました。あの時はショックと暴言への怖さで思わずブロックしてしまいましたが、あれは新しい考えに触れるチャンスだったのかなと思っています。
例え僕の考えが意味不明って思われてもいいんです。互いの考えが互いに分かり合えなくても、ふたつを擦り合わせた時に見えてくる違いは無駄なものではないと思うんです。
いつか意見が全く合わない人と出会った時、良い意味で議論をしたい。そう思わせてくれるOSTです。
15.ホントのキモチ
嘘を吐く時にホクロを掻くダイヤの癖。それは鞠莉と果南だけが知る、時間の積み重ねの証拠。
長女だから。生徒会長だから。皆のためにちゃんとしないと。ダイヤを構成する強さ、優しさは沢山の人への愛で出来ています。しかし、それは時にダイヤ自身を孤独にします。鞠莉と果南が孤独に悩むダイヤをイジりながらも手を引く#4は愛と友情で溢れていましたね。
ダイヤが皆を想う愛。果南、鞠莉がダイヤを想う愛。このふたつの愛に寄り添い、包み込む素晴らしい曲です。
ダイヤさんと呼ばないでは、皆に好かれたいという思いから変わりたいダイヤとそのままのダイヤが大好きなAqoursというお話。この話の面白いところは、実際は何1つ変わっていないところだと思います。結果的に見ると、変わろうとして変わらなかったダイヤがいただけです。ラブライブ!サンシャイン!!に興味が無い方にこの話をしても何が面白いのか分からないかも知れません。しかし、本気でラブライブ!サンシャイン!!を、そしてダイヤさんを愛する私たちなら、この愛おしさが分かるんです。ありのままの貴女が好きなんて、最高の言葉ではないでしょうか。
皆、ダイヤさんが大好きです。
18.偶然と運命
ピアノの音色がお互いの距離を測るように、遠慮がちに旋律を奏でる0:00~0:33。少しずつ歩み寄り、互いに存在を確かめ合うような0:34~2:05。そして2:06から流れ出す前進のテーマ。
新鮮なのは、千歌が走るシーンのイメージが強いテーマを雨の中待つ二人に使っている所でしょうか。
善子はずっとひとりの世界を守って大切にしてきた。それは堕天使が理解されないと本心ではわかっているから。それでも梨子には話した。この自分を守ってきた世界から1歩を踏み出した瞬間。それは前進と言えるのではないでしょうか。
梨子は同じようで少し違います。
見えない力を肯定することで善子の背中を押した時、流れたのは1期OSTの「一緒に始めよう!」。
千歌が花丸に手を差し伸べた時のように。
むっちゃんたちの「私達もスクールアイドルになれたりするのかな」という申し出に即答した時のように。
ではありません。
千歌たちが手を引き、一緒に始めようと言った1期#4。むっちゃんたちが自分から千歌たちの元へ飛び込んだ1期#13。
この2つは、形的には先を走る人に追いつき、その隣を自分の足で一緒に走るもの。
2期#5は根本的に違うと思うのです。
隣を歩く善子の背中を押す事で、善子は形的に梨子の1歩先を走ることになります。その善子の隣で自分も走れるよう、梨子自身も改めて新しい1歩を踏み出す。
隣を走る人をもう1歩進ませ、自分もまたその人の隣を走れるように。そういった一緒に成長したいという梨子の願いが含まれていると思うのです。
その想いがしいたけへの1歩を踏み出させたのではないでしょうか。
善子と梨子は、結果だけ見ると同じ前進。されど根底の想いは微妙に違うのではないかと思いました。ここが2期5話の面白いところだと思います。
ちなみに2期5話の感想は難産でしたが、最近見返して自分なりの落とし所を見つけました。
すべてに意味があると言った梨子は、自分から一歩踏み出して苦手に近づくという勇気を出したから、犬が苦手だったという事実に意味を持たせたと考えるのも素敵だと思います。
— とっきー (@t_vuc) 2018年2月4日
すべてに意味があるんじゃなく、意味のあるものに自分が変えていく。
等身大でそれをやった梨子は、優しくて強い子だなぁと
20.あのころの忘れ物
とても弱いピアノと高音と、主張はせずともどっしりとした低音。いつも姉御肌で快活な果南の優しさ故の臆病さと、果南の事を大切に想っている鞠莉、ダイヤの優しさ故の支える強さ。この2つの対比が調和して繋がりのテーマを奏でています。
東京のイベントで歌わなかった果南が置いてきたもの。それは3年生3人のAqoursという存在、そして本当に踊りたかった自分たちのカタチ。そして故意に置いたものとは別に、3年生たちは決して取り戻せない忘れ物をします。それは心と体が離れ離れになってしまった、スクールアイドル活動を出来たかもしれない2年間という時間。
鞠莉に怪我をさせてしまった後悔と2年間を無駄にしてしまった後悔、もう離れたくない臆病さが果南という人間をより味わい深い、人間臭い魅力的なキャラクターにしている私の大好きなシーンで使用されています。
失った2年間の時間と、やりたかった本当のカタチ。前者は取り戻すことは不可能ですが、後者は挑戦することが出来る。鞠莉とダイヤが賛成した理由はいくつかあれど、一番の理由は果南のためだったと思います。
そして、果南の振付に挑戦するということは、あの時置いてきた3年生3人のAqoursを擬似的に完成させることが出来るということ。ここにもダイヤと鞠莉の深い愛情が見えますね。
しかし、果南はいい顔をしません。なぜなら果南の優しさは3年生だけではなく1.2年生にも向いていたから。
そして、次の曲に向かいます。
21.ONE FOR ALL
20.あの頃の忘れ物との明らかな違いは、ドラムと後半の盛り上がりだと思います。
なんでだろ、なんでできないんだろ。
梨子ちゃんも、曜ちゃんも、
みんなこんなに応援してくれているのに…。
やだ、いやだよ!
私、何もしてないのに!何もできてないのに!
千歌は皆の為に動いてきました。
時に手を差し伸べ
時に叱り
時に汗だくになりながら駆けつけたり。
なのに何故千歌は「私は何もしていない」と言ったのか。それは、今までの行動は自分のためにやってきたと思っているからだと思います。
自分が梨子にピアノを弾いてほしいから手を伸ばした。自分が花丸に入部してほしいから手を伸ばした。曜と千歌、二人の踊りをきちんと踊りたいから汗だくで駆けつけた。すべて自分本位の行動です。
何もしていない、何も出来てないの前には皆のためにという言葉が隠れていると思いました。
ひとつ分かったことがあります。
僕は、千歌のそういうところが好きなんだって。誰かのための行動も、自分が勝手にやっただけ。皆のためにやった訳ではない。自分の欲に正直で、なのに見栄をはらない。そういうところがたまらなく愛おしいです。
しかし僕は、好きな部分でありますが千歌のその性格を否定します。千歌のそれは等身大ではなく、卑屈だから。
千歌ちゃんは、ちゃんと皆の為に頑張れている。皆の笑顔を見てよ。心からの笑顔だよ。それは千歌ちゃんがスクールアイドルを始めたから今そこに存在するんだよ。そう言葉をかけたかった。
しかし僕の言葉は絶対に届きません。千歌に言葉をかけることが出来るのは同じ世界の登場人物だけだから。
だからこそ、曜と梨子が千歌を肯定したあの瞬間は好きとか、感動とか、そういった感情ではなく、ただただ感謝しかありませんでした。
曜と梨子が肯定し、ひとつになった1.2年生が道を作る。
その向かう先には、いつも自分たちを心配してくれる果南たち3年生。
ラブライブ!サンシャイン!!2期でも屈指の名シーンてはないでしょうか。
皆のために一人頑張ってきた千歌。
一人は皆のためにをこれ程までに表す人はなかなか居ないでしょう。…と千歌推しとしては言いたいところですが、他のメンバー皆それぞれ、Aqoursの為に頑張っていましたね。
僕の持論ですが、ONE FOR ALLは向き合った時間が一番長いキャラクターのテーマ曲になるのでは、と考えています。
自分の推しを見てきた皆さんなら、その子達が積み重ねてきた時間の中で、自分以外の誰かのために起こした行動を思いつくはずです。
ルビィが理亞の手を引いた様に。
花丸がルビィの背中を押したように。
そして、星座早見表に星を描いた果南の様に。
皆さんの推しは自分以外の誰かのために行動しています。そして、皆自分のためにやっていると答えるかも知れません。そんな時は皆さんが肯定してあげてください。
それは誰かのための優しさで、とっても素敵な事だと。
23.学校がなくなる
単調なリズムとピアノ。しかしゆっくりと、申し訳なさそうに顔を見せる前進のテーマ。
もう進むべき道が絶たれたのに、それでも突き進もうとする千歌の様な曲です。
正直、聞いていてとても不安になる曲です…。
この曲については次に続きます。
24.みんなの願い
僕が一番聞いたOSTです。感想を書く時、一番見直したのが7話。一番泣いたのが7話。辛くて、悲しくて、それでも千歌ちゃんと向き合いたくて、何度も見ました。
7話と言えばこの曲と思う方も多いです。今では僕もそうです。しかし、アニメ初見から5回程まででしょうか。七話のOSTといえば?と聞かれたらまず間違いなく僕は23.学校がなくなるを答えていたと思います。
それくらい廃校がショックで、受け入れられなくて。 あの時はギャーギャーTwitterで愚痴のような弱音を吐いて怒られたりもしました。
ひとつひとつの事柄をじっくり咀嚼しよう。千歌の心情に寄り添ってみよう。そう思った時、7話は酷く辛いものから、最高に暖かい、素敵な物語に変わりました。
ずっと好きだったラブライブ!サンシャイン!!が、本当の意味で大好きに変わったんです。今では一番好きな話です。
急な自分語りすいません。感想に戻ります。
この曲の出だしは小さな音です。じゃあ救ってよ!という声の大きさとは真逆な静かな始まりです。これはむっちゃんたちの想いが溢れ出した瞬間を表していると思います。
少しずつ、少しずつ音は大きくなります。我慢していた気持ちが堰を切って流れ出すように。
「ぶっちぎっちゃってよ」と言った時のむっちゃんの表情と、千歌の表情を見て思うのです。
きっとあの時、むっちゃん達は全校生徒にAqoursことを聞く決心をしたのではないでしょうか。
そして全校生徒全員に聞いて、出た答えは
「輝いて!!!」
誰よりも悔しいのはAqoursだけど、私たちだって悲しい。でもAqoursはまだ輝ける道がある。千歌達しかいないの。千歌達にしかできないの。
最高に愛のある我儘で、愛おしい八つ当たり。
そんな「みんなの願い」。これはきっと、浦の星女学院の生徒達のテーマです。そして僕にとっても、これからもずっと大切にしていきたい宝物を貰ったような感覚でした。
25.輝きのその先へ
低く、落ち着いた前進のテーマ。この曲どこで使われていたか覚えていなくて、めちゃくちゃ探したんですけどありませんでした…。使われていたらすいません。
でもこの順番で収録されているということは、7話の筈なんです。
24.みんなの願いが浦の星女学院全校生徒のテーマだと言いましたが、
この25.輝きのその先へはむっちゃん、よしみちゃん、いつきちゃんのテーマだと思います。
千歌たちが空も心も晴れるからで自分と向き合っていた時、多分むっちゃん達は全校生徒に聞いて回っていたはずなんです。Aqoursにどうなって欲しいか。どうなったら嬉しいか。
そう決断し、行動を起こす時に流れていたら嬉しいなと思いました。
27.一緒に歌おう!
ルビィの成長の予感を感じる素敵な曲ですが、僕の耳に残って離れない部分があります。この曲に関しては言いたいことが1つだけ。
Main theme of LoveLive!Sunshine!!の0:49と、一緒に歌おう!の1:54を聞いてみてください。
聞きましたか?笑
そして #8「HAKODATE」の自分の感想では以下のように書きました。
雨の中、Aqoursの輝きを信じ、皆と駆け抜けた先に虹を見つけた千歌。
雪の中、理亞の心を照らしたいと、理亞の手を握り駆け抜けた先にクリスマスツリーの輝きを見つけたルビィ。
ルビィが引っ張られる側から引っ張る側へ成長した瞬間を見て、もし千歌が卒業してAqoursの次のリーダーを決める時が来たら…
きっとルビィちゃんが任命されるだろうな、と予感めいたものを感じました。
予感は意外と妄想ではないのかもしれません。
これで、とりあえずはDISC1を終了します。
Journey to the Sunshineの感想と言ったな?あれは嘘だ。
いえ、本当は真面目にOSTの感想書くつもりだったのですが、気がついたらラブライブ!サンシャイン!!2期の総括になっていました。
もうこの軸で後半も行きます。笑
ここまで読んでくださりありがとうございます。
では、また後半で!笑