僕が感じた『Marine Border Parasol』の正体

マリンボーダーと言えば・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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これですよね・・・。

この柄のパラソルの歌。

 

うーん・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エッモwwwwww

 

 

 

てなわけで、今回は劇場版ラブライブ!サンシャイン!!セブン-イレブン・セブンネット限定CD付前売り券収録曲『Marine Border Parasol by 高海千歌(CV:伊波杏樹)、桜内梨子(CV:逢田梨香子)、渡辺曜(CV:斉藤朱夏) 』について、書きたいことを書きたいだけ書いていきます!

※歌詞部分は斜体、アンダーラインにて引用しております。

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パラソルと聞くと、暑い夏の日に海水浴に来た時に砂浜にぶっさすあれを思い浮かべます。タイトルだけを見るとめっちゃ夏!!!って印象。しかし曲調はどことなく寂しさを感じさせる。このギャップがたまらなくいとをかし。

さてさて、それでは曲の中身へ入っていきます。出だしは梨子からのスタートです!

 

夏にようちかりこが海で遊ぶ曲

悩みなきひとはいない

水の中 ゆれる太陽 

この『水の中ゆれる太陽』と聞くと、思い浮かぶのは過去の苦しかった記憶。

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出だしの『悩みなきひとないない』がまたいいんですよね。

ラブライブ!サンシャイン!!はキャラクターたちが抱えている悩みを乗り越えていく過程で、沢山のものに気づいて、成長していく物語ですが、梨子は悩むシーンが特に多かったように思います。

「やる気も出なくて」と言った梨子。「私どうしたらいいんだろう」と言った梨子。海に還るものを「あまりいい曲じゃない」と言った梨子。しかし、彼女の悩みには、いつも向き合ってくれる女の子がいました。

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その女の子は梨子にとっての救世主のようでいて、れっきとした普通の女の子。

だから彼女もこぼすのです。

つかまえたつもりでも

キラキラこぼれてしまう

スカイランタンのPVで5万再生されたAqoursだったけれど、結果は0だった。

ミライチケットを掲げ0から1は成し遂げたが、本戦出場は叶わなかった。

98人集めたけれど、届かなかった廃校阻止。

たった2フレーズで千歌の痛みの一端が垣間見える秀逸な歌詞ですね。畑さん好き。

しかし、歌詞の一部一部を拡大して見ていくとアニメの映像なんだけども、少し引いて曲の1番を見てみるとやっぱり『熱い夏の海で遊ぶようちかりこ』なんです。

ただアニメの情景を歌詞にした曲でも、ただようちかりこが遊ぶ曲でも不十分。

だからこそ僕はやべえええええ!!!となるわけです。

『沢山の時間を積み重ねてきた彼女達』が『海で遊んでいる風景』を表現する歌詞としてここまで的を射ているものがあっただろうか。いやない。知らんけど。

さて、ちかりこにスポットが当たった次は曜ちゃんのメインパートです。

岬へ飛んでくカモメ

マリンカラーの絵になって

空にすーっと溶けちゃった

自由ってこういうコトさ

ここの歌詞が特に好きですね。

三人が海で遊んでいる時にふと空を見上げたら、カモメが飛んでいる。眺めていたらカモメが空に溶けていく。今日という日が楽しいからこそ、その光景に少し感傷に浸る千歌と梨子。そんな二人に曜が笑顔で言うのです。

なんでもできる曜が沢山の選択肢の中からスクールアイドルを選んだように、何処へでも行けるカモメは今ここにいる。そしてまた何処かへと飛び立っていく。

それこそが「自由」なのだと。

パラソル 楽しく遊んで

じゃあねって次の季節へと

どこでまた会えるかは潮風が知ってる

そんなカモメへ「じゃあね」と言いつつも、その中にいつか離ればなれになる二人へ向けて、二人と過ごしているこの楽しい時間へ向けて、三人は『じゃあね』と言うのでしょうか。

顔と声の向きはカモメだけれど、そこに込めた心は二人へ向けて。

直接言うことは切なくて、嫌で、でもいつかはその時が来るからこそ、カモメで予行練習をしておくかのように。

 

そして、そんな三人の間を潮風が通り抜ける。

少し湿ったその風は、三人の感傷を纏って吹き抜け、空へすーっと溶けていく。

だから『潮風が知ってる』。

近い未来、隣に誰もいなくても、夏じゃなくても、潮風を感じた時に連鎖的に感じる『あの時の寂しさ、愛しさ、感傷』が三人を思い出させてくれるから。

繋いでくれると思うから。

 

これで一番終わり。

 

海で遊ぶ二年生三人が、たまたま見上げた先に飛ぶカモメに自分たちを重ねて思いを馳せる歌。

 

うーん・・・

 

ううーん・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1億点!!

 

次は二番です!

梨子が自身を肯定する曲

サンダルを手に持って

冷たい砂踏んでいると

焼けそうな暑い日が

懐かしい気がしてるよ

ここの「冷たい砂」、「懐かしい気がしてる」の歌詞でぐっと夏の終わり感が出てきます。サンダルを脱いで裸足になって、初めて感じる砂の冷たさや、秋や冬なら「懐かしい」で済むところを「懐かしい気がしてるよ」とぼかしていることから、おそらく二番は一番から少し時間が経った夏の終わり頃でしょう。

曜と千歌の会話が透けて見えるような軽快さと、二人の空気感、距離感が感じられる歌詞はとても素敵です。

それでもみんな感じてる

これが終わりじゃない

夏はまた来るから

違う夏が来るね

そんな二人が「みんな」と言う。そして二人の空気感に違和感なく梨子のパートが入ってくる。

曜が梨子に感じていた想いや、梨子が曜と千歌に感じていた想い。千歌が曜に、梨子に感じていた想い。それらは織り糸のように、より強い絆となり今の2年生を結び付けていることが伝わってきて、とても良きですね。

また、梨子が言う「違う夏」は特別な気がしてしまいます。

ピアノコンクールは8月20日の夏ど真ん中。

梨子はピアノとスクールアイドルからどちらかを選ぶ選択を迫られ、『スクールアイドル』を選びます。しかし、千歌に背中を押され、梨子は『ピアノ』を選びました。

どちらも大切だからこそ、彼女は改めて実感するのです。

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大事にしたいものや、

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大事にしたいこと、

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大事にしたい場所があることを。

ひと夏の渦中で気付き、成長した彼女が、飛び込んでいくであろう来年の夏。

もし、もう一度コンクールと予選が被ってしまったとしても、彼女は今度こそ自分の意思で『本当にやりたいこと』をやりたいと言えるでしょう。

パラレル

いまの僕らで良かった

ほかの選択肢だったら

ここで一緒に笑い合えなかったかも 

そんな梨子を思ってしまい、ここのサビはどうしても梨子がメインのように聞こえてしまいます。

私、自分が選んだ道が間違ってなかったって心の底から思えた。

辛くて、ピアノから逃げた私を救ってくれた千歌ちゃん達との出会いこそが、奇跡だったんだって。

だから勝ちたい。ラブライブで優勝したい!

この道で良かったんだって証明したい!

(ラブライブ!サンシャイン!!2期♯12 光の海)

千歌と出会い、曜と出会い、Aqoursと過ごし、ここまで来れた。ピアノが楽しくなくなって、スクールアイドルを始めて、もう一度ピアノが楽しくなった。それらは「奇跡」なんだって思えた。

だからこそ「証明したい」。

そう強く誓った彼女は今、大好きな友達2人と笑顔で歌っています。

いまの僕らでよかった!と。

 ラブライブ優勝は形として、きっと証明の根拠たり得ると思います。

しかし、

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スクールアイドルを一緒に続けて、梨子ちゃんの中の何かが変わって、またピアノに前向きに取り組めたら素晴らしいなって。

素敵だなって。

そう思ってた。

と言ってくれた千歌が今隣にいてくれることが、

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だーーーーーーーいすき!

と言ってくれた曜が今隣にいてくれることが、

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そしてなにより、そんな二人を愛し、二人に愛されている今の自分がいることが、何よりの証明の根拠なんだと思います。

パラレル

もしも、の答えは

波がさらって行っちゃったよ

いつかまた会えること

潮風が知ってる

二番はパート分けのせいか、千歌と曜、それを追う梨子という印象を受けました。

すると、頭の中で映像が作られていきます。

 

サンダルを脱いで先を歩く二人を追って、梨子もまた裸足で砂浜を駆ける。

二人の背中を見ながら、梨子は「違う選択肢だったらここで一緒に笑い合えてなかったかも」と空想した。

その『沢山のif』と『今』を比較して、「いまの僕らでよかった」という気持ちを感じた。

けれど、潮風が吹いて、波が足まできて、風の心地よさ、水の冷たさを感じた。

思わず二人から足元、そして海へと視線を移す。

今二人を追いかけて潮風と波を感じている自分は、空想でも妄想でもなく、れっきとした自分なんだと思えた。

波が空想や妄想をさらっていって、ただ純粋に「いまの僕らでよかった」という気持ちだけが残った。

梨子はそうしてふふっと笑って、また二人の元へ駆けていく・・・。

 

という妄想。(だれか漫画で描いてくれ・・・)

 

だからこその「波がさらって」なのかなと思いました。

いつか大人になって、どこかで潮風を感じた時。

心の底から「いまの僕らでよかった」と思った二人がそばにいなかったら、きっと会いたくなるし、声が聞きたくなる。

だから、潮風はまた会える『いつ』かを知っているのではないでしょうか。

 

ということで二番終わり!!!

妄想が・・・止まらねえ・・・!!!

 

二番は梨子の目線で聴いてしまうんですよね。

梨子は、作中で沢山の選択をしてきたと思うんです。大きく未来が変わってしまうような選択を。それは両方大切だからこそ悩むし、苦しむけど、だからこそその悩みには価値があると思うのです。選ばなかった選択肢の分、選んだ選択肢を愛するのが梨子だと思うのです。

そんな彼女が笑顔で「いまの僕らでよかった」と歌えるこの瞬間が、僕は嬉しくて嬉しくて仕方がないんです。

 

 

 

というわけで・・・

 

 

 

 

やっぱり出ました!

1億点!!!(合計2億点!!!)

 

もう2億か・・・

では、次行きましょう。

‪Marine Border Parasol‬の正体

あの水平線を

また見たいよね

暑い夏を

熱く駆け抜けた

三人が見つめる先にあるのは「水平線」。『Marine Border』というのは海と空が織り成す模様だったのでしょうか。では、Parasolとは何なのでしょう。

暑い夏を熱く駆け抜けることは「青春」という名の一瞬の季節。

彼女達は、彼女達だけの青春を駆け抜けて何を見つけたのでしょう。

すごい!2人とも!海の音が聞こえた! 

 梨子に海の音が聞こえるようになったのは何故でしょうか。

あっはは!千歌ちゃん梨子ちゃん!早くしないと行っちゃうよ!

全速前進ヨーソロー!

曜が二人の元へ行くのではなく、早くおいでと言えるようになったのは何故でしょうか。

パラソル yeah

パラソル yeah!

結局、パラソルってなんだったんだろう。

もう一回もう一回!

パラソル yeah!!

パラソルとは日よけ用の傘。

サビで何度も歌われるその言葉に、それだけの意味がこめられているわけではないと思う。

少しだけ順序が違うけれど、ラストのサビを見てみる。

パラソル

海辺の道はいつも変わらないけど

僕らの夢の色は変わってくと気がついた

『変わらない風景』と『変わっていく僕らの夢の色』。

僕らは、色が変わることを知っている。

パラソル

楽しく遊んで

じゃあねって次の季節へと

どこでまた会えるかは

潮風が知ってる

楽しく遊んだ後にじゃあねと言うということは、そのパラソルは消えるか、もしくは千歌たちがそのパラソルを追い越していくということ。

私、曜ちゃんと梨子ちゃんのこと、だーい好き!

2人と出会えたことが、奇跡だよ! 

 『奇跡』。

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僕は、Marine Border Parasolが指すものとは『虹』だと思いました。

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あの時心に刻んだのは、決して消えない彼女たちだけの虹。だからこそ、彼女達は新しい虹を信じて、何度でも走っていくのではないでしょうか。

刻んだ虹を追い越して、まだ見ぬ世界へ羽ばたいて、その過程で彼女たちの色は変わっていくでしょう。

そしていつか、どこかの潮風に呼ばれて集まった時。

彼女たちは全く新しいMarine Border Parasolを見ることになるのはないでしょうか。

 

 

 

 

という訳で!

今のところ暫定2億点のこの曲ですが、千歌の言葉を聞いた瞬間、僕の中で点数はつけられないものになってしまいました。

レンジオーバー。測定不能

言ってしまえば無限点。

 

対戦ありがとうございました。

大事に大事に、聞き続けていきたいと思います。

 

 

半分以上・・・というかほとんどが妄想のブログでしたが、僕なりに大好きな曲について色々と考えてみました。

 

結果、前よりも2年生が好きになれたので良かったです。(笑)

 

以上!

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

 

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