YouTubeでゲーム実況を始めて3ヶ月経っての所感

PS5を購入し、楽しみにしていたホグワーツレガシーをプレイするにあたって、ゲーム実況をやってみようと思い立った。

昔から弟者やキヨ、最近では笑顔の時間(敬称略)などをよく見ており、どこか別世界の話だなぁと感じながら、自分に関係ないものと思っていた。

しかし、PS5を色々いじってみると、割と気軽に動画を撮ってアップできることに気がついた。編集する機能までついていやがる…。

ちょっと恥ずかしいけど、憧れていたこともあって、ええいままよ!とゲーム実況の世界に飛び込んでみた。

 

大体3ヶ月ほど投稿し続けてみて分かったことがいくつかあったので、それを書いていく。

 

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ちなみに3ヶ月で25名様くらい…。

 

①楽しい

これに尽きる。ゲームはやって楽しい、見て楽しい。

しかも、編集中やアップロード前の最終確認で自分のプレイを見返すのだが、それが復習にもなっているためかストーリーが頭に入ってきやすく、次のプレイの時にはより没入できる。

そして、編集も意外と難しくないことに気がついた。

つい最近まではPS5内のシェアファクトリーという機能で編集していたが、最近はMacBook Airで Power Directorというアプリを使って編集している。

今までYouTubeを再生するか、配信ライブを見るかでしか使っていなかったのに、急に負荷の高い作業で唸りまくるMacBook Airちゃんが可愛い。ようやく僕を使ってくれるんだね…!と嬉しがっているように見える(?)。

編集と言っても、いらないところはカットして繋げるだけなのだけれど、それでも楽しい〜!!!!と自己満に浸りながら楽しさに溺れている。

外から見て痛々しいかも?と思う時もあるけど、初めてブログを書いた時と同じくらい楽しさを感じているので、僕が求めていた趣味はこれなのかも!と感じている。

ゲーム実況は楽しい。

②チャンネル登録って難しい

当たり前だが、ぜんっっっっぜんチャンネル登録者が増えない。実際、僕もチャンネル登録する時は本当に継続して見たいものだけ登録するようにしているので、まぁ…確かにな…と納得している。

やはり勢いのあるゲームを実況するとチャンネル登録も伸びるのだろうけれど、僕が上で書いた心の底から湧き上がる楽しさは、本当にやりたいゲームだけやっているからなんだろうな〜と感じているので、多分やらないと思う。

別に流行りのゲームをやっている人を悪く言うとか、そういう意図はない。やっぱり面白いしね!(僕はapexもマインクラフトも絶望的にセンスがない)

実際に実況をしてみて分かったのは、チャンネル登録が1増えるのも、再生数が1増えるのも、死ぬほど嬉しいということ。

見ている側の時はなんてことない1クリックだけど、実際にアップしてみると本当に嬉しくて舞い上がってしまう。(バカ)

登録者も、再生数も、これからもコツコツと増やしていきたいし、自己満動画ではあるけど、登録してくれた人が少しでも楽しくなるような動画にしていきたい。

③終わりに

とりあえず3ヶ月、好きなゲームを好きなように実況してみました。

最初は撮りっぱなしの1時間の動画をただアップしていましたが、いらないところはカットしてみよう、カットした繋ぎ目はフェードで自然になるようにしてみよう、サムネを変えてみよう、マイクを変えてみよう、編集ソフトを使ってみよう、とトライアンドエラーを繰り返し続けています。

本当に、少しずつではありますが、見やすくなってきていると思います。

今は大逆転裁判逆転裁判シリーズを知らなくても楽しめます。アクションゲームよりノベル系や謎解きが好きな人はこちら!)と、Horizon Zero Dawn(Horizonシリーズの第1作目なので初見でも楽しめます。広大な自然の中で蔓延る超強い機械獣たちという世界観の中で戦う女戦士のアクションゲームです。めちゃくちゃ面白いです!)をプレイしております。

全部見なくても良いので、気が向いた時に、ふーん、こいつ今このゲームやってんだ〜程度に覗きに来てくれるととても嬉しいです。

やりたいゲームを、愛情持って、じっくり丁寧に。そして、自分が感じた楽しさを隠さず発信して、誰かの楽しい!に繋がったり、自分もプレイしてみようかな…と思ってもらえるように。

これからもマイペースに頑張りますので…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もしよろしければ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャンネル登録をお願いします!!!!!!!!!!!!!!(クソデカ私利私欲)

 

チャンネル登録はこちらから…。

ときお - YouTube

 

以上、ダイレクトマーケティングでした!!!!!

ユメ+ミライ=無限大めっちゃいい

どこか暖かくて、だけど切ないメロディがとても心地よい。

一昔前のアニメのEDのようで、胸がきゅっと苦しくなる。登場人物みんなが笑顔でトコトコ歩く系のED大好き侍としては最大限の褒め言葉である。

踊りたくなるんだ

いつまでもユメを語りたいんだ

といった希望に満ちた歌詞を、音階を上げるのではなく少し下げることで、自分の内側で噛み締めるように歌っているのが、とても良いと思うし、

一緒にね抱きしめようずっと!

では下がらず上がっていくのが、こちらに問いかけている感じがしてすごく良い。

ゆったりと、だけと遅すぎないテンポで進むこの曲の、美しい情景と、止まることのない時間の流れを感じて愛おしくなる。

僕にとってAqoursは好きの根底を作った大切な土台で、その上に沢山の色々な『好き』が積み上がっているけれど、その土台がたしかに、じんわりと暖かくなったのを感じた。

 

やっぱ好きなんだよなぁって。

みんなみたいに全速力で走り続けられはしないけど、こうして良いと感じたものはやっぱいいよね〜と言える距離感でいたい。

タイトル未定というアイドルが本当に良い、という話。

僕はどうやら、タイトル未定というアイドルが好きらしい。ふわっとした文章で申し訳ないのですが、ライブに行ったこともなく、個人のパーソナリティもよく知らないので、こういった形になってしまいます。

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けれど、タイトル未定が2022年一番聴いたアーティストなのも事実で、僕自身、なぜこんなにも彼女たちの歌に惹かれているのか、ここで言語化することで、自分の好きと改めて向き合ってみようと思います。

過ぎゆく時間の美しさを教えてくれる

僕がタイトル未定のどこが好きかを考えた時、一番最初に思い浮かぶのは、過ぎゆく一瞬一瞬を大切に掬い上げていることでした。

例えば『踏切』という曲。

再生ボタンを押すと聞こえるのは、踏切が下がる音、電車が通り過ぎる音、そして流れ出すイントロ。

曲が始まってたった数秒で、何かに悩みながら歩いていた少女が、踏切の前で立ち止まっているのが情景として思い浮かびます。

そして、電車の音の後からそっと流れ出すイントロは、まるで踏切が上がった後、少女が歩き出すその一歩目のように感じてしまうんです。

『踏切』は、最初は夢と現実の間で悩む少女が一歩ずつ踏み出し、顔を上げて走り出し、速くなる鼓動を感じながら、過去も弱さも抱きしめて新しい自分に会いにいくまでを描いた、とても素敵な青春の一コマです。

抱える弱さをしっかりと認識した上で、それでも息を切らしながらも自分を探し続けていくんだと歌う彼女たちの強さに、心を打たれてしまいます。

そして、迷いもがく一瞬一瞬の連続を"それでもいいんだ"と受け止め、"綺麗でも、汚れていても、誇らしく胸に飾りたい"と歌う彼女たちの美しさに、胸が締め付けられてしまいます。

タイトル未定のコンセプトである『何者かにならなくていい。何者でもない今を大切に。』をよく表した、とても素晴らしい楽曲だと思います。

踏切以外にも、タイトル未定の楽曲から受ける僕の印象はそう言ったものが多いです。

彼女たちの楽曲は、ことごとく心の機微を描いています。その中で、それらを表現するモチーフがとても儚く、美しいんです。

見つけた虹を目指そうと言える清々しさと、無謀な道標も君となら、と思える晴れやかさ。

星のように輝き続けるからと思える強さと、今は届かなくてもいつか見つけてほしいと思う少しの弱さ。

青く暑い夏の中で少しずつ涼しくなる夕暮れを、そんな青とオレンジが混ざった夜を、何度でも繰り返したいと願う無邪気さと切なさ。

暗闇の中でそっと足元を照らしあう灯火のような仲間との絆の暖かさ。

彼女たちの楽曲は、心模様や風景、季節といったグラデーションで満ちています。

目を離すと一瞬で過ぎ去ってしまうその儚さがたまらなく愛おしいなと思うし、とても美しいと思うし、本当に好きだなと思うのです。

強くて脆い、弱くて芯のある歌声

曲や歌詞の魅力について語ったところで、次は彼女たちの歌声の素晴らしさについて語らせていただきます。

『薄明光線』が良い。

薄明光線は、自分の内側に閉じこもった少女が、未来から溢れる一筋の薄明かりが見える希望と、見えてしまった光から目を逸らしたい弱さを描いた楽曲ですが、その素晴らしさを最大限に引き出しているのが、紛れもなくタイトル未定の歌声なんだと思っています。

傷つくことから逃げて生きてきた自分への、自嘲的で諦めをまとったような低音。

それじゃダメだと分かっているのに、それでも逃げてしまう自分へ叩きつけるような、悲痛な叫びのような、強くハスキーな歌声。

そして、薄明かりの向こうにそっと希望と願いを託すかのような、美しく透明感のある儚い歌声。

歌詞が表す現実の痛みや辛さ。そして、それらを受け入れながらも、前を向いてしまうほどに焦がれてしまう"美しい何か"があるという希望を見事に歌い上げているタイトル未定の歌声が大好きです。

冨樫優花さんの歌声が良い。

車を運転している時や、仕事の休憩中、資格試験の勉強をしている時など、僕は気が向いた時に良くタイトル未定を聞きますが、日常的に耳に入る楽曲の中で、たまにハッとするほど素晴らしい歌声に気づきます。

薄明光線一番サビの『そうやって毎日生きてきた』、鼓動二番サビの『歓びを分かち合えたら』、青春群像落ちサビの『優しい嘘も覚えちゃって』などなど。

曲に合わせて喜怒哀楽を乗せているのはとても分かるし、もちろん素晴らしいなぁと思うのですが、彼女の歌声はその奥にどこか寂寥感のようなものが隠れているように聞こえて、その切なさに胸がキュッと苦しくなってしまいます。

特に、前人未踏ツアーの鼓動はここ最近で一番心を動かされました。(4分だからまじで見て)

「鼓動」タイトル未定 前人未踏TOUR FINAL 北海道公演 - YouTube

優しい嘘も覚えちゃった彼女たちだけれど、好きには嘘をつけないんだよなって熱くなってしまった。

歓びを分かち合える仲間がいることの素晴らしさと美しさに、彼女たちがタイトル未定というグループとして今ここにいて本当に良かったなと思った。

楽しいことも、苦しいことも沢山あった彼女たちだから、今日が素晴らしい今日なんだと、明日も素晴らしい明日にしていくんだと歌うその姿が、本当に綺麗に見えました。

ありがとう。

青春群像が良い。

『青春群像』というアルバムの中で、自分の弱さと向き合ったり、先が見えない不安とそれでも向き合ったり、熱い想いを感じた予感を信じて、息を切らせて走ったり。

そんなタイトル未定が駆け抜けてきた一瞬一瞬を星に例えて、今までの全てが輝いてるんだと丸ごと抱きしめるアルバムと同名の『青春群像』。

この曲、なんか初めて聞いた時に泣いてしまったんですよね。

タイトル未定の楽しい曲も熱くなる曲も大好きだけれど、僕が特に惹かれるのは、未来への不安とか、見たくない現実とか、そう言ったものから逃げない強さと、頑張る彼女たちの姿と、痛みや弱さも全てが大切なんだと抱きしめているところが、とても美しいと思ったからで。

この楽曲は、そんな彼女たちの全てが輝いてるよ、あなた達が星なんだよって伝えていて、それを歌う彼女たちの晴れやかな歌声が本当に大好きで、泣いてしまったんですよね。

結局のところ、好きなんだよなぁ。

見ていて、気がついたら笑顔になってしまう川本空さん。

いつだって真っ直ぐ心に歌声が届く阿部葉菜さん。

表情や歌声、ダンスから彩度高く感情が伝わる谷乃愛さん。

寂しさをまといながら、強く、優しく、美しく歌う冨樫優花さん。

世の中には素敵な曲が沢山あるし、歌が上手い人はいくらでもいるし、ダンスが上手い人もいくらでもいるけれど、僕はやっぱりタイトル未定が好きだなぁと思う今日この頃です。

プロセカメインストーリー Leo/need編感想

穂波…

穂波ッッッ!!!!…

穂波。。。

ほなちゃん良がっだねぇ〜〜〜!!!!!!!(号泣)

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@メインストーリーLeo/need編第19話『needLe』

超巨大プロジェクトであるプロジェクトセカイ_カラフルステージのLeo/need編メインストーリーを20話まで読みました。今更。否、満を持して。

どうもこんばんは、お久しぶりです。はじめまして。オタクです。

学生時代はニコニコ動画に居を構え、東に急上昇動画あれば再生し、西に"もっと評価されるべき"動画あれば再生したもの。僕はふわりPとジミーサムPとkorori(電ポルP)とハヤシケイとじんが好きなのよ。そうですボカロ廃です。

プロセカ良いですね。何が良いって、星乃一歌ちゃんががっつりミク廃なのがもう最高。レオニの皆が「ミクの曲は一歌に聞けば外れがない」みたいなこと言ってて、それ一番言われたいヤツ〜!!!!ってなった。ボカロが好きな気持ちは我らのDNAに刻まれている。

プロセカはインストールこそしていたものの、好きな曲をプレイするくらいでストーリーに触れないでいたのですが、何となく気が向いて読み始めてみたら、穂波のせいで涙が止まらず、落ちた涙は足元に海を作り、漏らした嗚咽は風となって、水面にさざ波を生んだ。これが穂波の始まりだったと言われているらしい。(嘘)

 

というわけで(どういうわけ?)、今回はプロセカのユニットの一つであるLeo/needのメインストーリーについて語りたいと思います。

本ストーリーは大切な友人とのすれ違いや、他人との距離感などで悩む未熟で等身大な4人の少女が、傷つきながらも手を取り合い、自分達の居場所に名前を付け、目指すべき星を見つけるまでの物語となっております。

最高!

青春の押しつけでも、押し売りでもなく、キャラ一人ひとりの心の内に抱えるものや、大切にしたいものを丁寧に掬い上げていった結果、それが全体を通してLeo/needの物語となっている。キャラが物語の為に動かされているのではなく、心のままにキャラが動いた結果が物語になっている。当たり前かもしれないけれど、凄い事だと思う。

等身大の学生が持つ悩みについて真剣に向き合い、カジュアルすぎず、けれど重くなり過ぎずなギリギリのラインを見極めたライターさんの細やかな心遣いも見えて、そこも含めて非常に上質な物語になっていてすこでした。(ユニットランクによって物理的に止められるのがストレスになるくらいストーリーに浸かっておりました)

◆レオニ不器用すぎ問題◆

考えすぎるあまり動けなくなる一歌、確固たる自分を貫き続けて周りまで傷つけてしまう志歩、そして他人との距離感を尊重するあまりに大事なものが見えなくなってしまった穂波。3人は互いを尊重し、一緒にいないことを選んだ。。。はずなのに、全員漏れなく心に『棘』が刺さったまま本当の笑顔を出せない日々を過ごしていた。

つれぇよ!!!!!

そのくせ、漏れなく4人とも幼少期に見上げた星空に想いを馳せてやんの。

いや好きじゃん!!!!

素直になれ!!!!

4人の時間が好きで、ずっと後悔している一歌だからこそ、"志歩と穂波に声をかける"ことが何もよりも難しかったんだろうなと思う。

そうしてギクシャクしている間に『4人でいた当たり前』の日常は当たり前ではなくなり、いつの間にか『全員がバラバラになった日常』が当たり前になってしまった。

せつねぇよ。。。

一緒に居たいだけなのに。

一緒に居るだけで心から笑えるのに。

なのに、それができないんだよ。隣の教室にいるのにさ。

一歌、志歩、穂波は成長しながら傷ついた。その傷は幼少期の繋がりを断ち切った。無遠慮に繋がれていた3人は、離れてしまったことで優しさと気遣いを間違えていく。ボタンを掛け違えていく。

一歌は現状を変えようと思っても行動に移せない。決めつけてしまう志歩は話を受け止めない。他人の顔色ばかり伺う穂波は本当の心を覗かず、見せない。

皆悩んでいる。自分自身の在り方について。

◆反転と冷凍保存◆

もうどうしようもないほどに拗れてしまった3人は、自分の長所が短所へ反転しているように思う。

昔は他人のことなんて気にせず、無遠慮に関わりに行ける決断力があった一歌は、他人を想うあまり動けなくなった。

強い信念があった志歩は、信念を貫くことで皆を傷つけたくなくて、自分も傷つきたくなくて遠ざけた。

誰よりも優しかった穂波は、距離感のバランスが崩れ誰の本心も見なくなり、自分の本心を隠した。

皆、『自分らしさ』は『棘』になることを知ってしまった。

だから3人は綺麗な星空を見て『よく見える』とは言うけれど『綺麗』とは言えないのだと思う。

そんな中、咲希は一人だけ星空を見て『綺麗』と言ったりと、この停滞してしまった関係に一石を投じるキャラとして登場していた。

咲希は特殊で、彼女だけ長所が反転しなかったのだと思う。

病室という”人間関係のしがらみ”や”純粋な楽しさ”から断絶された世界に囚われていたから、咲希はいつまでも劣化しない”大切な友達との楽しい日々”を純真無垢に冷凍保存していたから、4人の絆を純粋に信じられたのだろう。

だから咲希の”無知”故の行動は、簡単に一歌のハードルを軽く飛び越えて皆の元に飛んでいく。

その姿は鮮烈に光り輝き、”知って”しまっている一歌は動けないからこそ咲希が眩しく見える。

その眩しさは後半に一歌の心に小さな希望を芽吹かせることになるけれど、咲希は何度も穂波に声をかける内に”知って”しまったから、「もう誘うのをやめる」と言ったんだろう。

咲希だって楽しかったら笑い、悲しかったら泣く普通の女の子だから。

◆リスタートの一歩◆

Leo/needの物語が描く問題は、特別なことはないありふれたことだけれど、当人達にとっては重大なことで、悩んで、傷ついて、自分で決めて、一歩踏み出すことでしか打破できないものだ。

踏み出すための勇気が一歌は枯渇していた。だからこそ、ミクの歌がそっと背中を押す。咲希が芽吹かせた希望が、そっと一歌の足元を照らす。

そうして見つけた、小さい頃に書いた一歌の歌詞。『ずっと一緒にいようね』という子供っぽいその一文こそが、一歌が大切にしすぎて見えなくなっていたただ一つの想いだった。

何も知らず、ただ純粋に踏み出した一歩は確かに軽やかかもしれない。多くのことに、簡単に飛び込んでいけるかもしれない。本当は悲しいことだって、辛いことだって、少ない方が絶対いいに決まっている。

けれど、沢山悩んできた一歌だから。

沢山泣いてきた穂波だから。

沢山遠ざけてきた志歩だから。

ずっと笑顔を夢見てきた咲希だから。

改めて振り出しに戻ってきた彼女達が踏み出す第一歩は、きっと迷わない強度を持っている。

 

沢山悩むのは、大切な誰かがいるからで。

沢山泣くのは、大切な誰かがいるからで。

沢山遠ざけてしまうのは、大切な誰かがいるからで。

ずっと笑顔を夢見てしまうのは、大切な誰かがいるからで。

私は一人なんだって痛感して、みんなも一人だって分かったからこそ、一人一人が輝ける。

そうして輝くみんなだから、何度断線したって星座のように繋げられる。

小さい頃は4人で一つの一等星だったかもしれないけれど、今の4人は一人ひとりが恒星となり、獅子座を結ぶことができるから。

 

彼女達の演奏が、これからも、この先も、鳴り止まないことを願っています。

 

 

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

次回はLeo/needのイベストか、次のユニットのメインストーリーを更新予定です!

次回もよろしくお願いします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆余談!◆

いじめや人間関係など、青春物語には邪魔になりそうなものをきちんと取り入れ、その上で彼女達は大切なものを見つけられたことが何よりも嬉しかったですね。

セカイにはいつでも素敵な隣人がいて、悩みに寄り添ってくれたり、一緒に演奏したりすることで心が軽くなることだってあるんだと書き切ったことも素敵だったと思います。

ボカロ廃の私も、思い返せば一人の時間を埋めてくれたのは、ミクを始めとした素敵な隣人達だったと思い出しました。

友人に、この曲めちゃくちゃ良いから聴いてみてって言ってシェアしたり、今考えたら、あれは僕らのセカイだったのかな、とか。

 

そして何より、王道なバンドサウンド、王道なメンバー構成、王道な物語のエッセンスをまとめあげ、しかしありきたりでもテンプレでもない唯一無二の、かけがえのない物語になっているのが、心の底から素晴らしいと思いました。

プロセカ、最高だね。😊

僕のヒーローアカデミア 33巻「A組からOFAへ」感想

 

SUPER BEAVERの新曲『東京』が好きすぎる。

東京

東京

 

大大大好きなバンドSUPER BEAVERの新曲、『東京』。ようやく配信され、何度も聴く。胸がじんわりと暖かくなり、目頭が熱くなる。SUPER BEAVERの楽曲はいつもそうだ。僕のことを歌っているのかと錯覚を起こしてしまう。

いや、それは錯覚ではないだろう。SUPER BEAVERはファーストテイクのインタビューで自分達の曲だと言っていたが、それと同時に誰か(=あなた)の歌でもあって、そのあなたが次の誰かに、と繋いでいくものだとも言っていた。

彼らの音楽を聴いていると、あぁ、僕も同じことを思っているなと、自然にそう思えることが嬉しくて、嬉しくて、泣いてしまう。

彼らは、僕達が心から大事にしているものをきちんと言葉にして、力強いメロディで、真っ直ぐに伝えてくれる。

愛されていて欲しい人がいる

なんて贅沢な人生だ

出だしの歌詞から、ハッとさせられる。

1人で生きている人間はいないと叫ぶ彼ららしい素敵な歌詞だ。

僕にも愛されていて欲しい人がいる。産んでくれた両親。いつも優しくて、笑顔にさせてくれる姉。楽しいを、辛いを、寂しいを、嬉しいを共有してくれる友人。

タイトルである『東京』は、人と人との距離感が絶妙な都市だと思う。

周りは見慣れない人だらけで、街だけは見慣れていく。すれ違ったり、肩がぶつかったりと、顔すら見ない人達で溢れた街で、お互いに良いところもその逆も知っている僕らがいる。

最初はただの偶然の出会いかもしれないけれど、知り合って、名前を呼び合って、好きなことや辛いことを共有してここまで来れた今は、運命なんじゃないかって本気で思えてしまう出会いになっている。平凡な僕でさえそうなのだから、きっと日本中、世界中には運命の出会いがたくさんあるのだろう。

そう思うと、交差点をすれ違うだけの顔も知らない見知らぬ誰かにも、きっと大好きな人たちがいて、愛されていて欲しいと思える人がいるのかもしれない。一見、関係性も繋がりも希薄な『東京』という街には、どれだけの愛が溢れているのだろうか。

僕は友人が少ないし、人付き合いが苦手だ。コミュ力もない。

けれど、100%嘘偽りのない気持ちで、本当に心から幸せになって欲しいと思える友人達がいる。

SUPER BEAVERは、そんな僕を丸ごと包み込んで、背中を押してくれる。僕の大切なものにそっと触れて、その大切さを確かめさせてくれる。時には自分でも無自覚で感じていたものに、言葉で形を与えてくれる。

見つけられた歓びを笑いあえたら

幸せと名付けよう

最近は嫌なニュースも多く、仕事も忙しくて、心がゆっくりと色褪せていく感覚に陥っていたけれど、大好きな家族や友人達、そしてSUPER BEAVERと出会えた歓びを幸せと呼びたいと思うから。

なんて贅沢な人生なんだって、笑顔でいたいから。

僕は僕を精いっぱい生きていこうと思う。

 

お前ら。

沢山の人数じゃなくていいから、深く深く、愛されていて欲しいよ。

少なくとも、ここに一人居るから。

またお酒でも飲みながら、楽しい話をしようぜ。

胸張って生きていこうな。

SEKIRO: とても性格が悪く、最高に面白いゲームの話

SEKIROというゲームは、“The Game Awards 2019”を獲得していたり、累計出荷本数500万本を超えていたりと、タイトルを知らない人は殆どいないゲームタイトルだろう。

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2019年に最も面白いゲームの称号を得たSEKIRO。一体どんなゲームか説明するのはとても簡単だ。

刀を打ち合い、体幹を削り合い、体幹をMAXまで貯めると確殺(ゲーム内では忍殺)できる、というもの。

簡素(とはいえとても重要)なレベル上げ的な要素はあるものの、メイン武器や防具と言った装備関連や、ステータスにポイントを振り分けて自分好みのキャラ育成するような要素は気持ちいいまでに排除され、あるのは主人から戴いた日本刀・楔丸と、宿敵葦名弦一郎に切り落とされ、恩人仏師殿に戴いたカラクリ義手の左手のみ。

プレイヤーは刀とカラクリ義手(斧や槍、爆竹等、状況により使いこなすサブウェポン)を使い、化物じみた侍や怪異と切り結ぶだけという、非常にシンプルなゲームだ。

しかし、シンプル=簡単と言うわけではない。

ボス、雑魚問わず、敵の攻撃は2、3回食らえば死ぬし、死ねば貯めたスキルポイント(使える技を増やす為のポイント)と銭は減る。

何度も何度も死んで、ボスは倒せず、アイテムは無くなり、自分が過ごしているこの時間は何なんだろうと思えてしまう時もある。そこで挫折してしまう人が多くいるのも事実なのだ。

しかし、このゲームの面白さは、やはりこの挫折しかけた時に現れる。

理不尽に殺され、敵のHP3本の内、1本目の2センチ位しか削れなかった初見の絶望感から、5回くらい挑むと削りは5センチに、10回挑むとHPゲージを1本削り切れたりと、少しずつ前に進んでいる事実を目の当たりにするのだ。

レベルも上がってない。装備も変えられない。だからこそ、この削りは間違いなく、自分のプレイヤースキルが向上していることを意味している。

死に続けていると、積み重ねるものが何もないことに虚無感を感じてしまう時もあるけれど、ゲームでのステータスには現れない"プレイヤー自身の経験値"が、確かに上がっているという実感が得られるのだ。

そう考えると、ゾクゾクとワクワクが止まらなくなる。

死ねば死ぬほど、自分の動きの反省点を明確にすること、相手の動きをよく見ることの重要さが分かる。

最初とにかく連打していた攻撃ボタンは、なるべく的確なタイミングで押すようになり、とにかく相手から離れる為に連打していた回避ボタンは、逆に相手の隙を突く為の、距離を詰める行動に変わる。

自分の中の行動基準が、守りから攻めへ、無謀かな攻めから適切な行動へとブラッシュアップされていく。

無駄が多い行動を晒し、死にまくるダサい姿から、"剣戟アクション"の名に相応しい戦いになった時、脳内快楽物質が大量に分泌され、我々プレイヤーはもうSEKIROのことしか考えられなくなるのだ。

 

分かった分かった。もう分かったよ。

アクションゲームとしての面白さは分かったよ。でもさ、ストーリーも重要でしょう?と思った方、ご安心を。

 

SEKIROはストーリーも最高に面白いのだ。

とは言っても、正直ストーリーを把握し切れているプレイヤーは存在しないと思えるくらいに難しく、明言されないことが多い為、これに関しては本当に自分の目で見てほしい。

龍胤の御子という、特別な血の呪いを持つ主人・九郎に「死なないでくれ」と願われ、不死となった隻腕の狼=隻狼が、九郎の龍胤を悪用し私欲を満たそうとする敵や、大義の為に利用しようとする敵から九郎を守り抜くという動機と、殺しても死なないという脅威=何度死んでもやり直せるプレイヤーという、ストーリーとゲームシステムを繋ぎ合わせる妙は見事と言うほかない。

フロムゲーではよく使われる手法だが、素晴らしいものは素晴らしい。

そして、蘇るたびに周りの人間の生命力を奪ってしまっている事実を知り、龍胤の力を消す方法を探らなければと、少しずつ世界の謎、闇に踏み込んでいき、事実を解明していく知的興奮と、ただの侍達から少しずつ異形の敵へと変化していく恐怖と高揚感が波状攻撃で押し寄せてくる構成。

最ッッッッッッッ高である。

 

しかし、SEKIROの魅力はそれだけではない。

死と絶望に包まれたSEKIROの世界には、不意に心が温かくなってしまう描写も織り込まれており、私はそれがとても愛おしく感じてしまう。

しかもそれは、プレイヤーに押し付けるような御涙頂戴ムービーではなく、アイテム説明画面等にひっそりと添えられたフレーバーテキストであったり、トドメを刺す最後の瞬間の敵の言葉だったりと、ほんの少し匂わせる程度のものだ。

けれど、辛く苦しいことしか無いと思っていた隻狼の周りには、暖かな優しさや慈愛があったんだと思えることや、普段無愛想で無表情の隻狼が無意識に行ってしまう、亡くなった誰かを偲ぶ行動に、目頭が熱くなってしまうのだ。

最初は極悪難易度アクションゲームがやりたい!と飛び込んだ私だったが、過大なストレスと達成感を感じながら、知らず知らずの内に隻狼のことが好きになり、九郎のことが、エマのことが、仏師のことが好きになり、辛く苦しい思いをしながら、宿敵達と剣戟を、信念を交わし合いながら、納得のいく答えに辿り着く。

 

SEKIROは、そう言ったゲームだったと思う。

 

 

私はこのゲームは最高に面白いと思う。

賞を取ったから面白いのでは無いし、皆が面白いと言うから面白いのでは無い。

クリアし終えて、とても寂しく感じる気持ちがあるから。隻狼のことがとても好きだと思うから。

このゲームのことが、大好きになったから。

「無職転生 異世界行ったら本気だす」がとても面白かった。

先日最終回を迎えた「無職転生 異世界行ったら本気だす」を全話見終えた。

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画像は”TVアニメ 「無職転生 異世界行ったら本気だす」公式サイト”より引用。

毎週の楽しみであり、Netflixで毎話再生すると、24分はこんなにも短かったか?と思えるくらいに時間を忘れて見終えてしまう。そんなアニメだった。

アニメはとても上質な絵作りで、光の質感や影の描写が上手く、数秒映される何気ない風景や街の描写に魅入ってしまったり、昨今の作品ならセリフや説明で描写してしまうところをきちんと主人公ルディに実感として体験させたり、美少年の中身である転生前のニートおじさんの捻くれた性格を丁寧に丁寧に描き続けたりと、個人的に好きなポイントが多かった為、こんなにも楽しみに見れたのだと思う。

この作品は転生後、赤ん坊から時は流れいきなり15歳、とはならない。赤ん坊から立って歩けるようになり、言葉と文字を覚え、魔法と剣に触れ。。。と、愚直に丁寧に、ルディの一生を描くんだという作品の意志が感じられた。

 

生前、自分は正しいことをしたのに、その報いとして耐えられない程の痛みを負わされ、外へ出られなくなってしまった主人公。

異世界に転生したことで、少しずつ外の世界に触れて、沢山の関わりを作り、困難に打ち勝っていく様を見て、じんわりと胸が温かくなった。良かったなぁルディと、彼の心を思うと泣きそうになる。

 

転生モノは、転生する際にチート級の能力やスキルを与えられることが多いが、その中でも無職転生はかなり特殊なように思う。

彼が得た特殊なスキルは、赤ん坊の時から大人の思考回路を持ち合わせたことと、時々無意識(雲の中のような世界)の中に現れる神様から助言のようなものをもらえること(するべきことのみ教えられ、その結果どうなる等は教えてもらえない)。

ルディは幼少期から、ファンタジー世界にはその世界なりのルールがあること、そのルールに則って正しく努力(とはいえ普通の人なら幼少期から正しく努力できるわけがないので、その点がチートか)することで魔力や魔法は格段に強くなること等を発見し、メキメキと力を増やす。

ニートだったとはいえ、曲がりなりにも大人であるから、クレバーな発想で多くの困難を解決していく。

しかし面白い(不謹慎だが)のは、幼少期から培った魔力や魔法も、クレバーな発想も、何一つ直接の解決には結びつかない程の大きなトラブルや災害に見舞われるところだと思う。

だからこそ、今自分にできることは何か、できることの中で何が最善なのか、未熟なりに、常に考えながら行動していた。

絶対に負けない主人公も、常にカッコよくヒロインを救うヒーローも好きだが、僕は泣きべそをかいたり、たまに捻くれたり、仲間と主張が合わない!と喧嘩したりするルディが本当に好きなのかもしれない。

 

ルディは物語の大部分を3人パーティで過ごし、最後はそれぞれの道へと分かれていく。

物語の終盤で、自分は何も成し遂げられなかったと塞ぎ込んでしまうルディと、ルディと旅をした経験のおかげで前を向ける仲間や、笑顔でいられる仲間の描写を交互に見せるのは流石にズルいと思った。涙腺が緩んでしまった。

 

ルディがどれだけ異世界で身体的に成長しようと、生前の記憶も、メンタルも変えられない。だからこそ、内側と向き合って、もう一度自分から立ち上がって、歩き出す描写が必要だったんだと思う。その一番大切な回、最終回を♯23「目覚め、一歩、」というサブタイトルで締める素晴らしさに震えてしまった。

強制的に始まった旅により、途方もない距離を歩いてきたルディだが、そばにはルイジェルドとエリスという仲間がいた。しかし、最終話では、一人ぼっちで歩いていく。

テントから出るたった一歩の描写は、ルディと生前の外へ出られない男の姿が重なり、彼の本当の旅がここから始まるんだという予感に、胸の奥が高鳴った。

自分で決めて立ち上がり、自分で選んだ一歩。

これからも続いていくからこそのサブタイトルの「一歩、」なのだと思う。

 

優しくて、合理的で、だけど個人的な気持ちも優先してしまう時もある。そんな人間臭いルディの冒険が、最後は幸せなモノであってほしいと思わずにはいられない。

2期が待ち遠しい。

Bloodborneの進捗 黒獣パール、ヘムウィックの魔女、カインハースト

黒獣パール

理想に近い形で倒せました。

黒獣パールの攻撃は相手の前面が一番危険なゾーンになっていて、逆に背後と真下は割と安全でした。

また、見た目通りですがパールは骨の獣なので、ある程度のダメージを与えるとダウンします。そこを狙いました!

 

黒獣パールはヤハグルの出口を守る番人(獣だが)で、倒した後の扉は旧市街に繋がっていました。旧市街自体がとても儀式色、呪術色が強いエリアでしたが、ヤハグルも負けず劣らずの儀式の跡が多かったので、納得でした。

 

ヘムウィックの魔女

エミーリアを倒すまでは夕暮れだったけれど、倒した後は世界に夜が訪れる。満月の夜である。

大聖堂横に分岐する道を進むとヘムウィックの墓地街に出た。墓地なのか街なのかどちらかにしてほしいもんですわな。

しかし、住宅街の家の様に墓が建ってるから、まぁ死体にとっては街なのかもしれません。

ヘムウィックの墓地街の最奥にはヘムウィックの魔女(そのまんまの名前)が待ち受けていました。老婆2体が姿を隠しながら、強モブ敵をどんどんと召喚してきます。

幸いモブ敵は動きが緩慢なので、逃げ回りながら老婆を探して攻撃し、難なくクリアしました。初見一発クリアです!

殉教者ローゲリウス

ボスの弱さに肩透かしを食らいましたが、とはいえ色々と考えさせられるエリアになっていて面白いことになっています。

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ヘムウィックの墓地街からすぐ近くにはカインハーストの城が見え、橋が崩落した跡があったのです。

カインハーストとは、穢れた血族と言われる古い一族で、血を飲む種族らしい。

Bloodborne自体は獣化を主軸に置いているので、吸血鬼がメインのエリアが急に浮上してきて興味深く感じました。

とりあえず今のところの話をまとめると、ビルゲンワースという学び舎の学徒達が神様の墓を荒らし、色々なお宝を持ち帰った。

そのお宝の中には"禁断の血"というアイテムが混ざっており、学徒内の裏切り者がこれをカインハーストに持ち帰ってしまった。

カインハーストの領主はこれを飲んだことで、穢れた血族になってしまったのではないか、と考えています。

ビルゲンワースが墓を荒らしお宝を手に入れ、医療教会を立ち上げた。しかし禁断の血はカインハーストに奪われてしまう。

だから取り返す為に処刑隊を向かわせたのかもしれません。

カインハーストには処刑隊の死体がゴロゴロとあり、その最上部には殉教者ローゲリウスが待ち構えていました!

しかし、なんと!

倒した時の動画撮り忘れました。。。

ローゲリウスを倒すと、幻視の王冠というアイテムをドロップします。

見えないものが見えるようになる(望遠鏡を覗き込むBUMPもびっくり)というテキストを信じ装備してみると、行き止まりだった壁がなくなり、カインハーストの最上階が出てくるのでした。

最奥にはカインハーストの女王アンナリーゼがおり、跪けと言われるので言われた通りにすると、契約を結ばないか?と提案されます。

答えはもちろんイエス

だって面白そうだから笑

なんでもアンナリーゼは穢れた血を求めているそう。穢れた血は何かというと、獣狩りの狩人の血なんだそうです。獣を狩ると手に入る経験値は、Bloodborneでは血の意志と呼ばれています。返り血を浴び、死者の血の意志を自分の中に吸収することで強くなる狩人の血は、獣を狩ればかる程に穢れていく。

その血をアンナリーゼは欲していました。

ハンターハンターでいう、メルエムを強くする為に女王アリが念能力者を食う、みたいな感じが思い浮かびました。

Bloodborneは何となく、親子の話が多いような気もします。

儀式について書かれた手記には、上位者は赤子を求めるみたいな記述があったように思いますし、ガスコイン神父の娘から母の形見にあたるオルゴールを渡されたり(戦闘中に使用すると獣になったガスコインが頭を抱えて苦しむ)、腹から血を出している真っ白な女性の上位者のような人がいたり(名前はおろか存在自体がよくわからないが、要所要所で見かける)、ノーマルエンドのラスボスに至ってはメルゴーの乳母という名前だったり。。。

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書いてて腑に落ちましたが、ラスボス前に白い女性が祈りを捧げていたことから、彼女はメルゴーという上位者の母親なのかもなと思ったりもした。

白い女性はメルゴーの乳母に赤子を奪われた母親なのかもしれない。

Bloodborneの進捗を書くのが遅いうちに、ノーマルエンドをクリアしてしまったので、今はぼちぼち2周目をプレイ中です。

Bloodborneの進捗 血に乾いた獣、黒獣パール、教区長エミーリア

血に乾いた獣

存在感低めの先輩狩人から、狩人がパワーアップするアイテムである聖杯が旧市街にあるよとアドバイスを頂きましたので、のこのこやってきた新米狩人のわたし。

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おる。。。

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10回くらい死んだ。

パリィ(敵の攻撃に合わせて銃を撃ち、仰け反らせる行為。成功すると内臓攻撃という大ダメージ攻撃に繋がる。これがブラボのミソなんだが、苦手すぎる。。。)を狙いすぎて被弾、死がテンプレの流れだった為、敵の攻撃は全部回避に専念した結果、

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なんとか倒すことができた。ゴリ押しである。

おいおい、この先どうなる。。。

倒すとトゥメルの聖杯というアイテムを手に入れることができた。もしかしたら血に乾いた獣は聖杯を守っていたのかもしれない。。。?

 

黒獣パール

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攻撃痛すぎて泣いた。そして死んだ。

10回くらい死んで気がついた。まだ私が挑むべき相手ではないと。

なぜなら、そもそもモブ敵が強い。カチカチで激つよ(ジャブで7割削りやがる)の血色悪いサンタクロースみたいなやつがウジャウジャしていて、そいつらに20回程度(数えていないけど)やられ、一度コントローラーを置きかけた位だから。。。

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こいつ。

血色悪いサンタは人攫いらしく、こいつにやられると隠し街ヤハグルというエリアに連れていかれるのだ。ここは推奨レベルが高いのかもしれないと自分に言い聞かせ、わたしはヤハグルを後にした。

が、意外とサンタクロースからドロップする素材と近くに出現する豚の敵の経験値がうまうまで、結局死にながらレベリングした。

パールは無視した。ごめんね。また来るよ。

 

教区長エミーリア

ついに来たぞ。この時が。(倒置法)

前半の大ボス、教区長エミーリアです。

ヤーナムの街に蔓延する獣の病を"血の医療"で治すというスローガン(?)を掲げる医療教会。その大聖堂までやってきた。

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そんな医療教会の教区長である。

弱いわけがない。

聖職者の獣でもあったが、聖職者ほど内に秘める獣性が強いとされる。つまり。。。

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こういうこと。

だけど正直な話。。。見た目、意外と好きよ。

神聖な獣という、一見矛盾する性質をここまで絶妙にデザインに昇華していることに感動した。

パリィを捨てたわたし。体は軽い。

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なんと一発クリア!

すごい!上達してる!(パリィが下手なだけ)

彼女を倒したところ、金のペンダントを手に入れた。

歴代教区長が受け継いできたペンダントのようで、中には獣特攻の結晶石が入っている。

教会は聖職者で構成されているがゆえ、どこよりも獣の対策をする必要があったのかも。

しかし、そんな教区長でさえも獣に成り果ててしまった。一体どうなる、この世界。

エミーリアは人間の時も獣の時も、絶対に左手はグーにしていて、多分金のペンダントを握り続けていたと思う。

人のままでいたいという気持ちが、獣になっても握り続ける意志になったのかなぁ。

 

エミーリアと戦闘になるまで、彼女は英語めちゃくちゃ喋ってたんだけど聞き取れなかった。そもそも英語苦手なので!

ググったら日本語版の文字起こししていた人がいて、文章を読んだら難解すぎて結局イマイチわからなかった。

気合いの意訳をすると、

心を強く持ってね。心のうちの獣性はあなたを深淵に誘うよ。だから強くあって。獣にならなければ、血の医療があなたを救いましょう。

みたいな感じでした。

 

結局みんな獣になるのかよ。

エミーリアが金のペンダントを握って離さないのつれぇよ。

なぁ、エミーリアは本当に人を救いたかっただけなんじゃないか?

けど救えなくて、もうどうしようもないくらい心が弱って、獣になった説ないか?

いや、わからんけどよ。。。

 

とりあえず、しんどいストーリーとグロテスクな雑魚敵と激ムズアクションを足して100乗した最高なゲームBloodborneはまだまだ終わらないっぽい。

やったね。

めちゃくちゃ楽しい。